有刺鉄線が立ち並ぶ廃墟の影で、彫刻刀で猫を虐待する少女がいた。 大山 美園は虐められている。 学校にも、家にも、居場所がない。その憤りを動物に当たって発散していた。 こうやって猫を殺すのも、もう何度目の事だろうか――と、動かなくなった猫を捨てて…
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